青少年文化の向上と普及に貢献した方々へ

久留島武彦文化賞の贈呈 《1960年制定》

わが国の近代児童文化の開拓者のひとりであり、また財団法人日本青少年文化センター初代会長であった久留島武彦の業績を記念し、青少年文化の向上と普及に貢献した人および団体を顕彰して、わが国における青少年文化の発展に寄与することを目的に制定されたものです。

巖谷小波文芸賞の贈呈 《1978年制定》

わが国の青少年文化の開拓者として、再話者、翻訳者、読物作家、絵本作家、劇作家、編集者など黎明期にふさわしい多角的な活躍をされ、先駆的な役割を果たした巖谷小波の業績を記念するとともに、その遺志を現在のかたちで継承する人および団体に受けていただくことを目的として制定されたものです。

  • 久留島 武彦(1874~1960)

    1874年大分県生まれ。
    巖谷小波の知遇を得、尾上新兵衛の筆名で少年読物を発表。1903年お伽倶楽部を創始。同年、川上音二郎一座の「お伽芝居」初演に尽力。「お伽劇団」の創始、有楽座子供デェー、帝劇家庭娯楽会などの推進にあたる。1910年早蕨幼稚園設立。1926年デンマークのダンネブロウ功労勲章受章。
    1955年日本青少年文化センター初代会長。

    > 久留島武彦文化賞選考委員
     久留島武彦文化賞 歴代受賞者
  • 巖谷 小波(1870~1933)

    1870年東京生まれ。
    1887年硯友社の『我楽多文庫』に処女作を発表。1891年わが国初の創作童話として「黄金丸」を『少年文学』に発表。その後『少年世界』など数種の幼年雑誌の主筆として活躍する一方、「日本昔噺」「日本お伽噺」「世界お伽噺」などをまとめた。1903年、川上音二郎一座の「お伽芝居」の脚本を執筆。1926年、デンマークのダンネブロウ文化勲章受章。

    > 巖谷小波文芸賞選考委員
     巖谷小波文芸賞 歴代受賞者
ページの上部へ戻る