青少年とともに半世紀

青少年の問題が、どこの国でも、いつの時代でも重要視されるのは、青少年こそが明日の社会の建設者であり、新たなる文化の担い手であるからです。
“文化は国の心”といいますが、わが国の将来を担う青少年の心の教育は、いま最大の課題の一つであり、とりわけ、近年の痛ましい人間喪失と、そこから惹き起こされる物情騒然たる状況とを思うにつけても、子どもたちの心を豊かに育む芸術教育の必要性を痛感します。

“一流の芸術にふれる機会をつくることこそ、幅広い青少年育成の道”と発意し、1951年(昭和26年)に日本青少年文化センターが誕生してからすでに半世紀を超えました。 本財団は戦後の厳しい時代に始まって、以後の日本の歩みと軌を一つにしながら、一貫して、わが国の青少年文化の向上と普及のために、さまざまな芸術教育活動を推進してきました。
また、早くも1975年には隣国の中国や韓国をはじめとしたアジア諸国との文化交流事業をスタートさせ、大きな実績を積み重ねて参りました。

私たちは、多くのすぐれたアーチストの参画と、政財界・文化界等のお力添えを得ながら活動を前進させ、国内外に誇り得る真にパブリックな青少年文化財団として発展させていきたいと思っています。
本財団の活動に、みなさまのご理解ご支援を心からお願い申し上げます。

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